ややこしいこと抜き!現場で忙しい建設業者さんのため「ここだけは押さえて欲しい!」ことに絞っています。
法律的に正確な表現でないところもあるかと思われますが、ご容赦ください。
建設キャリアアップシステム等普及促進コース
up2022年01月04日
2022年度予算案で、厚生労働省は建設事業主などへの助成事業に前年度比12・3%増の68億40百万円を計上しました。
その中の「人材確保等支援助成金」の新メニューとして、建設キャリアアップシステム(CCUS)の普及促進事業に対する助成コースを設けるとのことです。
建設事業主団体が構成員に対し、技能者登録料を補助した場合やカードリーダーの導入、CCUSの登録申請手続きを支援する場合などが対象になり、助成率は中小団体が66・7%、それ以外は50%。
この予算の成立を見据え、助成コースと連動した普及促進策を模索する団体もあるといったように、この制度のポイントとしては、建設事業主『団体』に対して、助成を行うというところでしょうか。
上記は(建設業の)事業主を構成員としてる団体ですので、その構成員(及びその従業員)をCCUSに登録させることで助成が受けられる内容のため、単純に登録者数を増やすための制度となるような気もします。
登録者数の増加を促す制度に加え、CCUS自体の有用性を上げる施策も見かけるのですが、登録技術者個人のメリットも増やしていくことが業界全体の登録者数を増やすことに繋がると思います。