ややこしいこと抜き!現場で忙しい建設業者さんのため「ここだけは押さえて欲しい!」ことに絞っています。
法律的に正確な表現でないところもあるかと思われますが、ご容赦ください。
業種判断その5(電気工事)
建設業の許可の種類には、2つの一式工事と27の専門工事に対応した許可業種があります。
専門工事の中でも「この工事はどの業種にあたるのか」がわかりにくいことがあります。
そして「どの業種にあたるのか」の判断はとても重要なのです。
建設業の許可を取得する際、取得したい業種に対応した工事経歴(工事を行っていた経験)を求められることがあります。
このときに「どの工事にあたるのか」の判断を間違えていた場合、経歴として認められず、許可が取得できないこともあるのです。
そういった「業種の判断」について、今回は「電気工事」にフォーカスし、他の工事業種との違いを解説します。
① 屋根一体型の太陽光パネル設置工事は『屋根工事』に該当します。
②太陽光発電設備の設置工事は『電気工事』に該当します。
※太陽光パネルを屋根に設置する場合は、屋根等の止水処理を行う工事が含まれます。
② 『機械器具設置工事』には広くすべての機械器具類の設置に関する工事が含まれるため、機械器具の種類によっては『電気工事』、『管工事』、『電気通信工事』、『消防施設工事』等と重複するものもあるが、これらについては原則として『電気工事』等それぞれの専門の工事の方に区分するものとし、これらいずれにも該当しない機械器具あるいは複合的な機械器具の設置が『機械器具設置工事』に該当します。
電気工事にあたるのかの判断をする際は上記について確認が必要となります。
「この工事はどの業種になるの?」など、業種判断に迷ったときはお気軽にお問合せ下さい。